企業のデジタルマーケティングを支援する株式会社メンバーズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長 剣持 忠、以下「メンバーズ」)の子会社で CSV(※1 Creating Shared Value=共有価値の創造)の戦略コンサルティング、マーケティング支援を行う株式会社エンゲージメント・ファースト(本社:東京都中央区、代表取締役社長 原 裕、以下「エンゲージメント・ファースト」)は、持続可能な地域社会を目指し、地方創生を推進する取り組みとして産学官連携「別府市未来共創プロジェクト」を別府市周辺の地域大学生、大学教授、行政職員に参加いただき、2020年1月25日(土)・26 日(日)に開催したことをお知らせいたします。
本プロジェクトは、「温泉に頼らない、持続可能な別府市」をテーマとし、別府市に新たな価値を創造するアイデアの創出を目的としています。
地域大学である立命館アジア太平洋大学、大分大学の学生への説明会から上記課題の提示後、一か月間のフィールドワークにより学生ならではの視点で地域の可能性や拡張性を見出しました。フィールドワークを基に持ち寄ったアイデアを、デザイン思考を用いたワークショップを通してブラッシュアップしアイデア同志を組み合わせることにより、よりダイナミックなアイデア創出を実現しました。ワークショップから生まれたアイデアについては、翌1月26 日(日)に別府市 経済産業部 産業政策課の方々へプレゼンテーションを行いました。
今回のプロジェクトのテーマは学生と行政による「持続可能な共創」としており、一過性の取り組みとして終わるのではなく、アイデアをもとにワークショップ等を通じて学生と行政が持続的社会の実現へ向け、学生からプレゼンテーションしたアイデアは別府市及び立命館アジア太平洋大学、大分大学と共同で具体化していく等の連携を検討し、エンゲージメント・ファーストと親会社のメンバーズが率先し継続的に取り組んで参ります。
別府市 経済産業部 産業政策課 コメント
「温泉に頼らない、持続可能な別府市」というある種究極のテーマに、大学生ならではの大胆な発想に驚いたり、発表に至るまでの苦労を垣間見たりと各グループの発表に自然と聞き入ってしまいました。
今回、別府の地でこの企画を実施していただいた株式会社メンバーズ様と株式会社エンゲージメント・ファースト様、そして参加していただいた教授・学生の皆さんに厚くお礼を申し上げるとともに、今後もこの企画を別府で継続していただけることを願っています。そして多くのアイデアが形になっていくことを期待しております。
参加大学生コメント
今回のワークショップでは、普段の大学生活ではあまり機会のない他大学の方と交流ができとても貴重な経験になりました。大学の講義ではあまりグループワークをしないのですが、複数人で話し合いをすることでより多様な意見が出てくるなどグループワークの面白みを感じました。今回学んだことを今後活かしたいと思います。
参加大学生コメント
私が最も印象的だったのは、高見沢さんの仰っていた、「人口減少自体は課題ではなく事象である。人口減少による課題は、人口が減少することによる労働力の低下が本当の課題ではないか?」という言葉です。なぜなら、この言葉によって、課題の本質を考えられるようになったからです。課題を人口減少ではなく労働力不足に視点を切り替える事で、人口減少自体を止められなくても、労働力不足を解決することで地域課題の解決ができる、という考え方を持つ事ができ、広い視点で解決策を考案出来るようになりました。
参加大学教授コメント
大分大学 経済学部 河野憲嗣 教授
学生が生き生きとグループワークに取り組んでいたのが印象的でした。「温泉のない別府」が持続するための取り組み、という奇抜なテーマ設定に戸惑いながらも、大学の枠を超えたつながりの中で活動する楽しさを感じていたように思います。企画運営いただいたメンバーズ社、エンゲージメント・ファースト社をはじめ、別府市や立命館アジア太平洋大学には大変お世話になりました。ありがとうございました。
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