11月29日、30日の二日間に渡ってデンマークのBespokeが提供するFutures Design Basic Courseを弊社主催で開催しました。これは本年5月に行ったコースと同様で日本では2回めになります。今回も20名の方にご参加いただき、「2030年の日本のビジネス」を彼らの手法を使い共創しました。

彼らの手法は未来を探索し想像するところからバックキャスティングを行い、その未来に至るための方向性や施策アイデア、戦略などを導き出すことです。ワークショップは彼らが開発したFutures Canvasをチームで共創しながら埋めていきます。プロセス毎に様々なインプットがなされ、想像するきっかけを与えてくれます。アイデアの発散、収束を繰り返し、チームの合意を図っていきます。途中、アイデアのプロトタイピングということでレゴを活用したりもします。二日間でこのCanvasを埋めていくことで、Futures Desginのフレームワーク、Situate(立ち位置を決める)→Search(探索)→Sense(感知する)→Scale(踏み出す)を体験することになります。

二日間は座学はなく、ともかく右脳全開で、身体を活用し、身体で覚えるという感覚です。このコースのユニークなところは、
- 未来からバックキャストする
- 社会課題が重要なインプット
- ともかくチームで会話する/聞く
- 拡散収束を繰り返す
- すぐに形にする
- そして最も重要なことは楽しく学ぶ

幸福度ランキングで常にトップ3に入るデンマーク、生産性、教育民度も高く、イノベーション先進国でもあります。彼らのワークショップでは、そんなデンマークで培われた「未来をデザインする」手法なのです。
左脳をフル活用した従来のビジネスロジックをベースにしたプロセスからはクリエイティブなアイデアは出にくくなっており、モノからコトの時代になり競合との差別化戦略もワークしなくなってきています。今後中心になるミレニアル世代、Z世代の価値観が大きく変わる中、多くの企業がデザイン思考を採用し出していますが、このBespokeのFutures Designはかなりユニークな考え方であり、手法です。

弊社は今後もBespoke社と共創し、日本でも多くのFutures Designerを輩出していく活動を行っていきます。ご期待ください。
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